【法規制表示の内容】
a.毒物及び劇物取締法に該当する製品及びその包装等級
本法に該当する製品を提供する場合、提供前にMSDSを提出します。
[毒]−T、U [劇]一T、U、V
ここで、[毒]:毒物 [劇]:劇物 T、U、V:包装等級
包装等級は「毒物及び劇物の運搬容器に関する基準について」別表1に種類記述。
(「毒物又は劇物の包装等級」)
b.麻簗及び向精神薬取締法に該当する製品
[向精神薬]:向精神薬
[麻薬原料]:特定麻薬原料及び向精神薬原料
【麻薬向精神薬原料取り扱いの手引き】をご覧下さい。
c.消防法の危険物に該当する製品
危4−@−1−U:危険物の「類別一品名一性質一危険等級」の表示を、凡例表2「危険物表示一覧表」に従って略称した。
危険物第4類−第一石油類−水溶性液体−危険等級Uを表す。
d.労働安全衛生法に該当する製品
[安]307:施行令第18条の二「名称等を通知すべき有害物」に該当する製品。数字は「別表第九」の番号。該当する製品は、提供前にMSDSを提出します。
[特化1]:特定化学物質等障害予防規則 第1類該当品
[特化2]:特定化学物質等障害予防規則 第2類該当品
[特化3]:特定化学物質等障害予防規則 第3類該当品
[有機1]:有機溶剤中毒予防規則 第一種該当品
[有機2]:有機溶剤中毒予防規則 第二種該当品
[有機3]:有機溶剤中毒予防規則 第三種該当品
[鉛] :鉛中毒予防規則 鉛化合物該当品
[18条1]:施行令第18条の一「名称等を表示すべき有害物」の内、上記時化、有溶、鉛以外のもの
[変] :変異原化学物質(微生物を用いる変異原性試験、哺乳類培養細胞を用いる染色体異常試験等の結果から強度の変異原性が認められた化学物質)
e.特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律
(PRTR法)に該当する製品
本法に該当する製品を提供する場合、提供前にMSDSを提出します。
[PRTR]特定1−69:特定第一種指定化学物質一政令番号
[PRTR]1−207:第一種指定化学物質一政令番号
[PRTR]2−23:第二種指定化学物質一政令番号
f.化学兵器の禁止及び特定物質の規制に関する法律に該当する製品
[化兵1]:第1種指定物質(原料物質)該当品
[化兵2]:第2種指定物質(原料物質)該当品
弊社製品に特定物質や第1、2種指定物質(毒性物質)に該当するものはありません。
ご購入の際、使用目的をお尋ねする場合があります。
【シンボルマーク】
社団法人 日本試薬協会・シンボルマーク選定基準に該当する製品に、「危険・有害性のシンボルマーク及び表示語」を印します。
【物質情報・登録番号】
表示した物性値は主に文献値であり、当製品の規格値とは限りません。
a.CAS登録番号(Chemical Abstracts Service Registry Number)
〔71−36−3〕:通常の記載
〔6132−02−1〕〔497−19−8(anh)〕:製品が水和物の時、次項に無水和物の番号も記載します
〔10377−51−2(anh)〕:水和物の製品にCAS番号がないとき、無水和物の番号を記載します
〔85006−21−9〕〔2401−24−3(free)〕:製品が塩の時、次項に遊離体(酸或いは塩基)も記載します
b.示性式
文字列で記せる簡単な化合物は、示性式で記載しました。環状化合物等複雑な化合物は、構造式ブロックに構造式を記載します。
c.Co1or Index番号
〔CI−45380〕
色素や色素中間体に、Color Index番号を付けました。
d.分子式量FW/原子量AW
FW128.56
FW312.84(anh):製品がn水和物の時、無水和物の分子式量を記載
AW126.904:製品が元素の場合、多原子分子でも原子量を記載
e.分子式
無機化合物:アルファベット順
有機化合物:CHの後アルファベット順
カルボン酸、スルホン酸、リン酸等の金属塩は、式に含めて表示
有機塩基(アミン等)と無機酸(HClやH2SO4等)の塩は、中点の後に無機酸を記述
水和物:無水和物の後に中点を挟んで2H2O等を記す
例 C10H10N10O2・H2SO4・nH2O
f.融点
mp−88°
(分解点)mp200°(dec)
g.沸点
bp53°
(減圧沸点)bp1980(4.5mm)
(昇華点)bp300°(sub)
真空度のSI単位換算
1mmHg=133.3PalPa=7.50×10-3 mmHg
(概略1mmHg=1torr=1.33hPa 1hPa=0.75mmHg)
h.比施光度
[α]D+33(c=2 H2O20℃)
比旋光度=+330cm2/g
温度c=2g/100cm3(溶液)
溶媒 水
測定温度 20℃
測定波長 Na−D線(589.3nm)
i.比重/密度
d 1.05(g/cm3)
j.屈折率
n20D1.3788
20℃ Na−D線で測定
k.引火点
FP15°
1.化審法番号(ENCS)
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に基づく、既存化学物質と新規告示物質(昭和49年8月20日以降)の官報公示番号
(2−2379):官報公示番号(2)−2379を表す。(2)は分類番号
(2−38第2種特定化学物質):第2種特定化学物質と定められたもの
(2−37第2種監視化学物質):第2種監視化学物質と定められたもの
(告示待ち):新親化学物質として審査結果を受領したが、まだ官報公示されていないもの
m.Merck Index番号
Merck Index13,3832
メルクインデックス13版(2001年発行)のモノグラフ番号
n.保存方法
[冷]:2〜10℃で保存(冷蔵庫保存)
[凍]:約−20℃で凍結保存(フリーザー保存)
その他の試薬は、通気が良い乾燥した冷暗所にて保存して下さい。
毒劇物、向精神薬等は、法律に従って鍵の掛かる場所に保管して下さい。
危険物は、消防法に従って保管して下さい。少量でも、類別に従い火気厳禁等の処置をして保管して下さい。
o.毒性データ
〔毒性:LD50790mg/kg 経口 ラット〕
表示は順に(測定法)(投与量)(経路)(生物種)
(各種測定法の説明)
LC 1ethalconcentration 吸気中の致死濃度
LC50 lethalconcentration fify 吸気中の50%致死濃度
LCLo lethalconcentrationlow 吸気中の最低致死濃度
LD
lethaldose
致死量
LD50 lethaldose fifty
50%致死量
LDLo lethaldoselow 最低致死量
LDLo toxic
doselow
最低中毒量
p.PH変色域
指示薬のpH変色域を表す。
pH変色域:(黄)5.2−7.0(赤)
q.その他の補足説明
【濃縮度:99.99atom%D】同位体濃縮度(Isotope Enrichment)を表す。重水素
99.99%
【40.0+%(MgO)】MgOとして40.0%以上含有
【構造式】 環式化合物や分岐鎖式化合物等複雑な化合物は、構造式で表示します。
【製品情報】
a.製品コード
弊社製品コードの構成
17375−0435
先頭5桁(17375)の数字は、化合物あるいは製品の種類を表す、品名コードです。
ハイフォン以下の2桁(04)は、品位、用途等を表す、規格コードです。
その次の2桁(35)は、容量を表す、容量コードです。
ハイフォン付き10桁の製品コードで、製品名、品位、容量が一義的に指定されます。
そのため、ご注文やご照会の際は、製品名に製品コードを御添付下さい。
b.純度
製品の純度(%)
主に規格値の最低値を表します。測定法はお問い合わせ下さい。
c.品位、用途、メーカー名
ここには、以下の事項を記します。
品位(特級、一級、化学用、無規格)(空白は無規格を表します)
用途(日本薬局方、食品添加物、高速液クロ用、容量分析用,・・・・)
取り扱う他社メーカー略称(ACR(Acros社)、CMS、三菱化学等)
d.容器種類
1kg以下の製品については、絵文字で容器の種類を表示しました。
(記号) (材質形状の種類) (対応する主な製品類)
ガラス瓶 広口 25g容以下の一般粉体用。500g容ではプラスチ
ック不適の固体製品
ガラス瓶 細ロ 液体試薬、有機溶剤、塩酸等の酸類、指示薬
プラスチック瓶 広口 500g容の一般紛体用
プラスチック瓶 細口 規定液、pH標準液等の水溶液、過酸化水素、フ
ッ化水素
ガラス アンプル 少量製品、密封
e.容量
弊社試薬の主な容量単位
重量表示の1g、5g、10g、25g、100g、200g、250g、500g、1kg
(粉体試薬、比重の大きい液体試薬等)
容量表示の5ml、25ml、50ml、100ml、500ml、1L
(液体試薬、有機溶剤、規定液、指示薬、等)
f.価格
本カタログ記載の価格は、2005年4月現在の希望納入価格(単位円)です。本価格は、当社本社及び営業所の店頭渡しを基準としており、荷造り費、運賃、保険、等の諸経費及び消費税は含まれていません。
大入れ品や特殊品(日本薬局方、食品添加物、化粧品原料等)については、種々条件が異なることがありますので、空白としています。又、時価品は、原材料の変動があるため、空白又は参考価格(*10,000と記載)を載せています。これらの製品のご購入の際は、ご面倒でも当社営業又は取り扱い店までご照会願います。
以上